認定・認証マーク
ドクターブロナーは、1948年の創業以来、全ての製品がオーガニックであることにこだわりを持ち続けています。それは、農薬や化学肥料を使わない持続可能な農業が広まることで、土壌も生産者も健康であり続けることができると考えるからです。一方、オーガニックの定義は世界各地でさまざまにされているのが現状です。顧客にとってわかりやすく、自分の求める基準の製品を選ぶことができるよう、ドクターブロナーは品質・保管・廃棄物管理・動物実験の禁止など、安心・安全・環境保護に関する厳しいチェック項目をクリアした製品にのみに与えられる、下記の認定・認証マークを取得しています。これらの認証は、私たちの製品が生態学的および社会的持続可能性のための最も高い基準を満たすことを保障しています。
日本の農林水産省にあたる米国農務省(United States Department of Agriculture)が定める、世界でもっとも厳しいと言われているオーガニック認証。 全成分の95%以上が有機栽培の原材料でつくられた製品のみが認証されます。また、農地で農薬や化学肥料などの禁止物質を3年以上使用しないことをはじめ、農地および加工施設の立ち入り検査、記録の検査、土壌や水の定期的検査をクリアし、毎年レポートを提出することが認証の条件です。
米国農務省が定めるオーガニックプログラム公認の認可団体「オレゴン・ティルス(OREGON TILTH)」が規定する、オーガニック認証。オレゴン・ティルスはオーガニック食品とその農業を支持するために1974年にアメリカのオレゴン州に誕生した非営利な民間による会員組織であり、アメリカのオーガニック認定の中でも信頼性のある厳しい基準の1つとされています。認定される為には、最低でも7年間、一切の化学肥料・駆除剤を使わずに、自然の肥料だけを使って土壌改良し、バクテリアが健全に増殖できる農地づくりが必要です。
2000年にドイツで発足した化粧品医薬品商工連盟(BDIH)が母体のナチュラルコスメに特化した認証。 可能な限り有機栽培の植物または農薬の影響を受けていない自然採取した植物を原材料とすることを定めています。また、合成着色料・合成香料・シリコン・パラフィン・その他石油製品は使用しないこと、動物実験は委託実験を含み一切行わないこと、リサイクル可能な容器を使用すること、フェアトレードを推進することなど、様々な厳しい基準をクリアする必要があります。
自然・オーガニック化粧品に関する厳格な基準の維持を目的として2007年に設立された、ベルギー・ブリュッセルにある国際的な非営利団体の認証マーク。自然の美しさを守り、そこから生まれる高品質なスキンケア製品の認知を促進するという目標のもと、原材料・製造方法・環境保護・動物保護などに関して高い基準を持っています。認証基準・プロセス等、あらゆる情報は一般に公開され、公正な第三者認証機関によって審査が行われています。
アメリカの国家規格であるNSF/ANSI 305は特にオーガニック成分を含むパーソナルケア商品に関して定められた認証。認証の基準は、原材料・製造過程・商品基準・コンディション・そしてラベルにまで細かく定められています。 認証を受けるには、全ての配合で最低でも70%のオーガニック成分を含んでいることに加え、製造過程でも地球環境への影響を最小限に抑え、消費者が安全に使えるものであるか、独立した委員会で評価される必要があります。
厳しい審査を受けて認定される、非遺伝子組み換え原材料の使用を示すマーク。 認定団体のNon-GMO Projectは、アメリカの科学・技術振興機関NSF(National Science Foundation)認可を受けた非営利団体で、非遺伝子組み換えであることを認定している独立検証機関です。
スイスにある認証機関IMO(Institute for Marketecology)が認定したフェアトレード認証マーク。サプライチェーンに携わる全ての人々に健全な労働環境を整備することを目的としており、そのビジネスが社会的責任や環境への責任に沿って形成されていることを認証しています。また、フェアフォーライフ認証の対象には、公正な価格およびコミュニティの発展をめざすプロジェクトに対するフェアトレード・プレミアム(奨励金)の管理も含まれており、認証を受けた原材料のトレーサビリティが確保されていることも保証しています。
世界中のフェアトレード組織が1989年に結成した国際的なネットワークである世界フェアトレード連盟(World Fair Trade Organization)の認証マーク。開発途上国の立場の弱い人々の自立と生活環境の改善を目指しています。世界フェアトレード連盟に加盟し、生産者の労働条件・賃金・児童労働・環境などに関して基準を満たしていることを認められた団体が取得することができます。また、認証取得後も、自己評価と相互評価、外部検証を通じて確認が行われます。団体の貿易活動が持続可能であり、改善に向けて継続的に努力していることを示すマークです。
アメリカの非営利団体Vegan Awareness Foundationが発行する、動物性原料や副産物を含まず、動物実験されていない製品に付与される認証マークです。
1944年にイギリスで誕生した、世界で最も歴史のあるヴィーガン組織であるヴィーガン協会が発行する認証マーク。創設者のドナルド・ワトソンによって「ヴィーガン」という言葉がつくられました。動物性原材料や副産物不使用で、動物実験をせず、動物遺伝子や動物由来物質を含む遺伝子組み換え原材料を含まないことを示しています。
1996年にアメリカやカナダの動物保護団体によって設立された動物実験に反対する団体CCIC(Coalition for Consumer Information on Cosmetics)が発行している、化粧品の開発・製造にあたって動物実験を行わない製造業者であることの証明マーク。
アメリカの非営利団体B Labが運営する国際的な認証制度。B Labは、ビジネスにおける成功は、株主だけではなく従業員や顧客、社会や環境に対して便益を生み出すことであると定義しています。企業の運営やビジネスモデルが、従業員、地域社会、環境、顧客にどのような影響を与えているかを厳格に評価し、社会的・環境的パフォーマンス、透明性、法的説明責任の最高基準を満たしている企業に対して認証マークが与えられます。
オーガニックによって人と地球のより良い未来を目指す非営利団体Rodale Instituteと共に2020年に新たに設立した認証。人と動物を大切にしながら土壌を豊かにすることに焦点を当てた未来の農業への地固めをするという目的があります。ドクターブロナーをはじめとする様々なブランド・変革者・農家・牧場経営者・非営利団体と科学者の同盟による取り組みで、気候危機の抑止を目指しています。リジェネラティブ・オーガニック認証は、土壌の健康、動物福祉、社会公平性を3つの柱とし、それぞれが最高レベルの基準を定めています。ドクターブロナーは全製品がRO認証を取得することを目標にしています。